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27日 赤い疑惑

制作が思うようにいかないと何にも気が乗らなくなります。
そう言う時は、絵日記とかブログとか更新できるはずもなく、
多くのことが保留されたまま悪戯に時間を潰します。
バラの濃い赤が夜間の蛍光灯下では良しとしていたものの、
翌朝、自然光で見たら気持ち悪く染まっていました。
自分の色ではないと思いながらも、
ここ数年、それ程の不満もなく描いてきた色ですが、
初めて色が出せなくなりました。
しかし、何とか今日になって、3号のバラを二枚描くことができました。
CGで次の絵のエスキースを試み、
マンネリぎみのバラの絵の突破口を探しています。
花を描く難しさは、
それが、植物の部分であると同時に、
形を持たない色彩の化身であるところでしょう。
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21日 名所は画家の鬼門
やはり観光名所を絵にするのは難しい。
地元仙台では有名な所ですが、余程苦心した演出をしないとこんな目に遭います。
個展の出品目標を35点とし、制作と額縁手配の計画を立ててみました。
既に完成しているのが19枚、制作中が10枚ほど、
あと6枚くらいはこれから考えなくてはいけません。
額縁のこともあり、ある程度、手持ちのものに合わせて
サイズを決めようかと思っています。
お金のことだけでなく、これ以上額縁が増えるとアトリエが額縁に占領され
絵描きだか額縁屋だか分からなくなりますから。
買おうかどうか迷っていたDVD、
考えている内に品切れとなり、
入荷したと思ったらあと一点の表示、
人間の心理でしょうね、買ってしまいましたよ
「グッドナイト・ムーン」。
原題をカタカナ化と思っていましたが、
元の題名は「STEPMAM」、なるほど直訳はマズイかも。
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17日 「A.I.」を見る
この映画の自分にとってのキーワードは20ヶ月・50年・2000年・一日、すなわち時間です。
絵画は、一見、時間を持たない芸術と考えられますが、
それをテーマにすることとは関係なく時間を生み出しています。
時間に対してより説明的(あるいは拘束されている。)とも言える映画や、
一瞬でしかない写真よりも時間の神秘を内包し、深い魅力を感じさせてくれます。
絵画とはなんて不思議な芸術なんだろうと再確認させてくれた映画でした。
もう、ひと月程前のことですが、芸大の助教授でもあるピアニストを囲む親睦会で、
彼の取り巻きピアニストのひとりと勘違いしたまま、
この方と一緒に十人ほどの一団で数時間飲んでいました。
まあ、元々メディアを通してしか見たことがなく、
髪型も化粧も違い、結婚して姓も変わってはしかたないのかもしれませんが、
これが同じ位の評価を得たポピュラー音楽家やスポーツ選手だったら大変なことです。
クラシック系の音楽家と言うと少し煙く思うところがありましたが、
日常的な研鑽と音楽の質、それに対する世間的・金銭的評価のギャップは
かえって貧乏画家の気持ちを惹きつけます。
この頃は自分の妬みも手伝って、
身近にいる大衆音楽業界の方々(裏方ですが)がますます別人種に思えてきました。
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13日 「クジラ島の少女」を見る

仕事がせっぱ詰まっていて見ることができなかった映画「クジラ島の少女」を見ました。
映像がと言うより、ニュージーランドの風景が、空気が心地よく感じました。
撮影・カメラマンだって悪いものではなく立派なものです。
時代に拮抗する民族の伝統、家長制と女性蔑視、色々な見方がありますが、
少女の風貌、特に頭部に興味が惹かれました。
欧米やアジアとも違うマオリ美少女の頭蓋骨格が新鮮です。
今日は夕方から画商さんと個展についての打ち合わせがあります。
気分的には、そこで展覧会の内容を決めないと次の作品に取りかかれませんね。
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10日
DMや中吊り広告用に先に東京へ送る作品は、
どうやら締め切りの15日に間に合いそうで一安心しています。
雄弁な男を演じた俳優が、自分の解釈として
「実は彼には話すべきことが何もないのです。」と語っていました。
ある高名な評論家が「私は音声を発したいだけだ。」と書いていたのを思い出します。
何を描きたいと聞かれたら、
「絵を描きたい。」と答え、
絵とは何かの質問に、
「解らない。」で済ませれば、
誤解が一番少ないでしょう。
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4日
鎌倉取材の源平池を風景画にするか考えています。
風景画の新展開を試みてみたいとも思い、
しかし、風景画はバラの絵などと比べると制作に時間が掛かるし、
期待されているのも販売実績のあるバラの方です。
先日まで描いていた、自分の彩度感覚から外れ判断に苦しんだDM用の8号が見えてきました。
無理のない色調の作品に取りかかりバランス感覚を取り戻したようです。
他の作品と並べただけではよく解らなかったのに不思議ですが、
描く行為の力のひとつでしょう。
結論は、作為に弄ばれた失敗作でした。
DM用は別に描くとしてもひとに見せるには我慢できませんから
大幅に手を入れます。
しかし、諸事情でこれもDM用の絵と一緒に今月15日には東京へ送らなければいけないので
どれだけ時間が取れるか心配、
絵日記なんか書いている場合じゃないんです。
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1日

怠け者で虫の嫌いな私の趣味ではありませんが家庭菜園のタマネギです。
DM用の8号油彩がほぼ完成しました。
ほぼと付けたのは九分九厘できたと言う意味ではなく、
作品の出来が自分ではなかなか判断できないものになってしまったからです。
自分の色としては彩度が高く調子の具合が読み取れません。
鮮やかに変わったのか単に軽薄になったのか
変革なのか喪失なのか
もう少し様子を見てみます。
以前紹介した「日々の素描」で使っている水性ボールペン、
三菱uni-ball<eye>、ある友人もここで知って買ったそうです。
なかなか好評なようで私は三菱の回し者ではありませんが何となく嬉しくなってしまいました。
これで安いコピー用紙に描いたものは線の太さや濃淡が均一で
スキャナで取り込んでも原画との差はほとんど感じません。
この水性ボールペンの輪が広がったらWeb上で何かできそうです。
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