11.25 「Tsunami」を聴きながら
 懐メロというやつが嫌いでして、子供におもねるガキ文化の中で自分たち自身の現在進行形の文化を持てない情けない中高年の象徴みたいに思ってます。古い曲を聴かないという意味じゃないです。問題はというところ。
 そのとばっちりで聴かない音楽に「サザン」がありました。でも、このところの三浦半島通いと有里知花嬢のおかげで気持ちの中の硬直したものが取れ、サザンのバラッド集を三巻まとめて注文です。早ければ木曜には配達、楽しみ。
11.24 キッチン用品はアトリエでも使える
 メールの便利さには落とし穴があるだろうと思ってました。相手の顔が見えないことだけでなく、間に介在するシステムが自分にとってブラックボックスだということでも。
 実はここ数日、メールでトラブっていました。教え子から不思議な内容のメール、何故?とレスを出せば、何故?とレスが来る。二日間さんざん考えたあげくやっと推測が。
 教え子への古いメールがサーバーから消えず勝手に見知らぬ人の所へ届き、その人はこの不審なメールにレスで問いただす。問題はここから、パソコンのメーラーはご親切にも差出人を「教え子」の名前で表示してくれる。訳の分からぬ内容にこちらもレスで答う。それに対する返事は怒りの言葉、しかし、差出人は「教え子」。
 どうやら全く見知らぬ人を「教え子」と勘違いしてメールのやり取りをしていたようです。教訓はちょとシフトしていて「コミュニケーション不足は妄想の元」ですかね。
 本日は実験的に超高画質の重いPDF付で新作デッサンを掲載しました。高速自慢のADSLや光ケーブルの方は是非ダウンロードしてみてください。
11.20 服の皺を描く練習
 朝のニュースでロボット特集をやってました。人間が身につけて能力を拡張するロボット、まるでアニメの世界ですが老人介護に使えそう。前から先端技術は年寄りのためにあるなんて言ってました。バーチャルなロールプレーイングゲームは子供よりむしろ老人向きと思ってますよ。そうならない理由のひとつはインタフェース開発の怠慢。
 脳が働く限りロボット補助でなんでもできる時代かなと考えてみたら、ふと素朴で根元的な問題に行き当たりました。「そんなに生きて何をする?」ってね。
11.19 アレルギー性鼻炎予防装置
 困難なことには道連れが居ると心強いもので、参加したことはないけど読書会もそんなもののひとつでしょう。
 先日、某サイトにプルーストを三度目の挑戦でついに読破した経験談が載ってました。道連れとは違っても勇気になりますね。'96年から読み始めて全13巻のうち現在6巻目、7巻までしか買ってありませんでしたが、この際、勢いを付ける意味でも残り全部買ってしまいますよ!
 少々気恥ずかしくとも絵を褒められるのは嬉しいものです。今、モデルをお願いしている方のひとりに「鉛筆だけで描いたのに色があるよう!」との感想を頂きました。お世辞でないのが分かる表現、記憶に残っている中では素人さんから向けられた最高の言葉でした。ちなみに一番多いのが「写真みたい」、まぁ、確かにその程度の絵です。悪意がないのも理解してますけど。
11.17 皺の研究
 トップは日ごとに天気を入れてましたけど、大して意味ないかと思い(このDiary自体意味ないかってのは怖い真実です)画像の説明と言うことで。
 ケイト・ウィンスレットは「タイタニック」で見た時、何とも思わない女優さんでした。しかし、その後の作品「アイリス」ではとても魅力的です。脚本の違いなのか、そもそも十六七の平凡な小娘とアイリス・マードック(哲学者・小説家)の差なのか分かりませんけど。
 映画「アイリス」はアルツハイマーを扱った実話で、本人はこの病気故、自らを最後までは語れませんから、原作となった本を書いたのは彼女の夫です。サルトルをも打ち負かした20世紀最高の知性が崩壊していく様子を描いていますが、それよりも介護する夫の人間ぶりの方が感動的でした。
 この一月半で16本のDVD映画を見ました。その中でこの「アイリス」と「戦場のピアニスト」は、共に暗い、悲惨とも言える内容ですが、自分は描かねばと言う気持ちにさせてくれます。このような玄人受けを狙わない、それについて語るよりも沈黙させる作品が一番好きです。
11.13 曇り
 心理学系の悩み事相談本は確信犯的食わず嫌いです。しかし、最近クレジットカードを使ったネットショッピングにハマっていて、その勢いで普段なら手を出さないそんな本を買って読みました。初めの三分の二くらいは「それがどうした」「分かり切ったことだ」とプルーストの50倍くらいのスピードで飛ばしましたが途中からこちらの傲慢も消えて素直に頷けたりテーマとは全く違ったことで発見をしたり、無駄な買い物ではなくなりました。
 絵の道に入った切っ掛けや選んだ理由とかで、感動的な経験や真摯な決断を持っている人の話をけっこう聞いていますが自分には皆無なことで、それがひとつのコンプレックスでもあったわけです。
 まぁ、要するに好き嫌い以前の問題として絵を描くことの他は「普通のレベル」で出来ることがないだけで特にその方面の才能なんてありませんし、芸術的選択の悩みなんて縁がないです。評論家に「お前はいったい何を描きたいのだ!」などと青筋立てて叱られても内心「すみませ〜ん」と思いながら適当な理由をでっち上げるだけでした。
 正直、本当の意味は大したことないのに言葉の響きがカッコ良すぎるし、下手すると自己陶酔しそうなんで書けませんが自分の中にはっきりとある確信ができました。こんなダメ作品しか描けない画家でも続けられますよ。
11.11 雨
 人の不幸を見て自分の方がまだマシだなんて思うのは、けっして褒められたことではありませんが、そんなモチーフから始まる「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」は良い映画です。
 芸術は哲学・倫理とか、道徳や人生訓では語り得ないことを表現できます。いや、しなければいけないでしょう。
 また、子供と動物というお涙ちょうだいモチーフを扱いながら其処へは持って行かないのも気に入りました。通俗的題材を描いても「通俗」に陥らない、肝に銘じますよ。「グッドナイト・ムーン」と同じく、不幸の結末をこれ見よがしに披露しないのも好きです。
 でも一番は「サガ」の可愛らしさ、ですね。何のことはない単なるオヤジです。
11.10 晴れのち曇り
 日付的には8日のことですが、ベストセラー「バカの壁」を書いた養老孟司氏の特集テレビ番組を見ました。「バカの、、、」と言うタイトルはあまり好きではないし、番組も途中からでしたがけっこう面白かったですね。
 自分の画業が正道から外れているんじゃないかって思うことがあっても別に正解はひとつではないし、最も正統なことをやっているのは「天才」だけって気もします。絵を教える難しさはその辺にもあって、自分の方法を勧められないのは天才に限らず凡人でも同じですね。
 ところで私は鑑賞からは大して学べない人間で、ひたすら描かなければ「バカ」以下です。
11.8 曇りのち雨
 自動的にスリープに入らないパソコントラブルはひょんなことから突然解決、机に置いてある大型タブレットの上にキーボードが載るとスクリーンだけがスリープしハードディスクがスリープしないとわかりました。
 今日は春先からいつかは描こうと思っていた新モデルさんの初日、職場の同僚です。人間の魅力というのは生きていると言うこと、「動いていること」だとつくづく思いましたね。無理して静止しているモデルを写し取ったのでは「人間」になりません。時間と空間を伴った記憶に忠実でなくてはね。
 今、このテキストをかなり変な姿勢で打ち込んでいます。いすに腰掛け足はベットに載せ脚を水平に、そして、その上にキーボード、だらしないいい加減な格好です。キーボードとマウスをワイヤーレスにしました。快適です。
11.5 晴れ?(天気記憶に無し)
 パソコンのOSアップデートに伴う不具合をサポートに問い合わせる中で昔(と言ってもふた月ほど前に過ぎないけれども)のトラブルを解決できるかもしれないアイデアが浮かんだ。それで新旧の問題に半日掛かりで取り組んだのだが、結局何も解決できず、ただ制作時間を失っただけ。まぁ、いつものことです。
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