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1983年より87年まで美術に関するエッセイを発表する機会を得たことがありました。今のようにインターネットが一般化する前の事ですので、読者の開拓にとても苦労した思い出があります。そして今、誰もが簡単に多くの人へ情報を送れる時代となり、もう一度これらの文章に光を当ててやりたくなりました。
これらを振り返って読み返してみると、未熟で危なっかしいものばかりですが、今の私にはない何かを感じることもできます。そして、あたりまえのことですが、このような思考を経てはじめて現在の芸術観が育まれたのだと思います。拙い文章や幼い論旨を訂正したい衝動を抑えて、―そうするとやはり何かを失い別のものになってしまいそうなので―、そのまま掲載して行くことにしました。
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